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【 コラム 】3年目社員のモチベーションが下がる理由とその対処方法

公開日:2023年5月15日

弊社では「個人・組織診断」の1つのサービスとして「モチベーション調査」を行っております。
その中でよく見られる傾向の一つとして「3年目の社員のモチベーションが急激に下がる」というものがあります。
先日ご報告を終えた会社でも同様の傾向があり、その際にお伝えした「理由と対処方法」について本日はお伝えします。

「3年目の社員のモチベーションが急激に下がる」のはいくつかの理由が考えられます。

  1. ルーティン化とモノトニーさによってモチベーションが低下する

    仕事が予測可能になり、同じような課題が続くことでモチベーションが下がる場合があります。単調で新鮮味やチャレンジがないため、モチベーションが低下することがあります。

    <対処方法>
    社員の興味や能力に応じて新しいプロジェクトや責任のある仕事を与えることで、仕事の多様性と成長の機会を提供することでやる気が出る可能性があります。また、定期的なフィードバックや評価を通じて目標を設定し、成果を認め、次の仕事へのやる気を促すなども効果的です。


  2. スキルの停滞感によってモチベーションが低下する

    初めのうちは新しいスキルを学び成長する機会が多いですが、3年目になるとスキルの停滞感を感じることがあります。これにより、モチベーションが低下する可能性があります。

    <対処方法>
    社員のスキルを向上させるための研修やトレーニングプログラムを提供します。また、新しい技術や業界のトレンドについての情報を共有することで、社員の学習意欲を刺激することができます。社員が自分自身で社外研修を受けることを推奨することも良いでしょう。


  3. 成果への認識不足によってモチベーションが低下する

    長期間働いていると、自身の成果や貢献がなかなか評価されない場合、モチベーションが低下することがあります。また上司も仕事を覚えてきた3年目に対してはフィードバックを怠る傾向もあります。

    <対処方法>
    1・2年目だけでなく、3年目でも定期的なフィードバックや評価の機会を増やし、社員の成果を適切に評価し認めることが重要です。また、社内での表彰制度などを導入することで、社員のモチベーションを高めることができます。


  4. キャリアの欠如感によってモチベーションが低下する

    3年目の社員は、仕事に慣れてきたこともあり、次のステップや成長の機会を求める傾向があります。しかし、組織内でのキャリアパスが明確でない場合、モチベーションが低下する可能性があります。

    <対処方法>
    3年目の社員を集めてキャリアマネジメント研修を行い、同じ悩みを持つ同期社員とともに自分自身のキャリアを描くことは効果的です。また、上司によるキャリアプランの個別面談やコーチングなども社員のモチベーションを高めることに繋がります。



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株式会社アイデアル 山口幸子
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