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【 コラム 】新入社員の心構えについて

公開日:2024年3月29日

来週から4月がスタートし、新しい期がスタートする企業も多いのではないでしょうか?
新入社員の入社、新任管理職の方々の就任などのイベントが続き、我々のような研修を実施する人事コンサルタントとしては、最も忙しい時期といっても過言ではありません。

新入社員の皆さんにとっては、未知の世界への挑戦です。成功するためには、知識やスキルも重要ですがそれ以上に心構えが重要です。本日は新入社員として理解しておくべき5つの重要な心構えについて考えてみましょう。

1.自主性を持つ
「自主性」という言葉は色々な意味合いで使われますが、その本質は、「自ら進んで動く姿勢」ということです。「他からさせられる」のではなく、「自らする」という姿勢であると言ってもよいでしょう。誰かが何かをしてくれるのを待つ、指示を待つという「待ちの姿勢」から、いわば「自分からとりにいく」という積極的な姿勢に転換してください。「成長させられる」のではなく「自ら成長する」姿を生み出していきましょう。

2.正しい仕事をする
これには2つの意味があります。1つは「正確な仕事=誤りのない仕事」をするということ。2つ目の意味は「経営理念や社会的規範・ルールに則った仕事=過ちのない仕事」をするということです。この2つがきちんとできているかどうかが、仕事の成果につながり、その人の「信用・信頼」につながっていきます。

3.お客さまあっての仕事
どんな業種であれ、どんな規模の会社であれ、売り上げと利益があってはじめて事業は成り立ちます。この売り上げと利益はすべて、こちらが提供した商品やサービスの見返りとして「お客さま」からいただくものです。どんなによいと思える商品をつくっても、よいと思えるサービスをしても、お客さまから認められなければ、一銭の価値もないのです。

4.「できない」では決してできない
どんな仕事にも積極的に取り組むといっても、時には「それは無理です」と言いたくなることもあるでしょう。そのようなときには「難しい、できない」ではなく、「どうすればできる」かを考えましょう。「難しい、できない」と言っていても何もはじまらないのです。

5.慣れても狎れない
仕事や職場に「慣れる」ことは大切です。しかし同じ「なれる」でも、「狎れる」と書く「なれ方」は好ましくありません。これは「なじんでうちとけすぎる、着古してよれよれになる、新鮮でなくなる」といった意味の言葉です。「慣れても狎れない」という心がけを持ちましょう。


新入社員の皆さんは、最初から、成果を出すことは難しいものです。ただ、心構えは誰でも持つことができます。これらの心構えを持ち、一歩一歩確実に前進することで、充実したキャリアを築くことに繋がります。新入社員の皆さんの輝かしい未来を心から祈っています。

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株式会社アイデアル 山口幸子
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