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【 コラム 】従業員のエンゲージメントと従業員モチベーションの関係

公開日:2023年6月12日

近年、従業員のエンゲージメントの重要性が高まっているという話題や書籍などを多く見かけます。お客さまからも「従業員のエンゲージメントを高めたい」という声をいただき、そのための取組みを一緒に行うことも増えてきました。
本日は、そもそも、エンゲージメントとは何か?ということと、似ている概念であるモチベーション(以前は従業員のモチベーション向上というお客さまからの要望が多かったです)との関係に関してお伝えします。


そもそも、従業員エンゲージメントとは、従業員の企業への信頼や企業に対する貢献意欲を指し、組織の成功に直接的な影響を与える要素です。エンゲージメントの高い従業員は、仕事に熱心に取り組み、積極的に貢献します。彼らは自身の役割や組織の目標に共感し、自発的に行動する傾向があります。また、エンゲージメントが高い従業員は、チームワークや生産性の向上、顧客満足度の向上など、組織のあらゆる面でポジティブな影響をもたらす傾向があります。

一方で、モチベーションは、個人の行動やパフォーマンスの原動力となる要素です。従業員のモチベーションが高い場合、彼らは仕事に取り組む意欲や努力を示し、目標の達成に向けて行動します。モチベーションが高い従業員は、パフォーマンスの向上や成果の達成に貢献し、個人の成長や組織の成功につながると考えられます。

エンゲージメントとモチベーションは相互に関連しています。エンゲージメントが高い従業員は、自身の仕事に対する関与や熱意が高いため、モチベーションも高まりやすい傾向があります。逆に、モチベーションが高い従業員は、自らの意欲や目標に向かって取り組むことでエンゲージメントを高めることがあります。
結論として、エンゲージメントとモチベーションは相互に関連しており、どちらも組織にとって重要です。エンゲージメントは組織全体のパフォーマンスや成果に直接的な影響を与え、モチベーションは個人の行動や成果に影響を与えます。


このように、従業員のモチベーション向上と従業員のエンゲージメントの関係は密接ですが、最近は従業員のエンゲージメントがより重要視されるようになっています。その理由としてはモチベーションは、前述のように個々の動機や意欲に関連していますが、エンゲージメントはより包括的な視点を持ちます。包括的な視点とは、従業員のエンゲージメント向上により、以下のような成果が期待できることです。

①長期的組織への忠誠心による従業員の定着率の向上
②総合的な生産性やパフォーマンスの向上
③個人の成長と幸福感の追究
④変化に対しての柔軟な対応
⑤イノベーションへの積極的な挑戦

これらの理由から、従業員のエンゲージメントが重要視されるようになっています。エンゲージメントの高い従業員は、組織のパフォーマンス向上や競争力強化、長期的な人材の確保、個人の成長や幸福感の追求など、多くの利益をもたらすことが期待されています。

予測不可能で複雑な近年のビジネス環境において、組織が成果を出し続けるためには、従業員のエンゲージメントの向上に注力し、従業員が仕事や組織の目標に共感し、従業員それぞれが自律的に組織の目標達成に向けて積極的に貢献できる環境を整備することが重要です。


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株式会社アイデアル 山口幸子
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