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【 コラム 】1on1ミーティングの心構え

公開日:2023年6月23日

コミュニケーションの強化や、パフォーマンスの向上などを目的に、1on1ミーティングを頻度まで決めて、実施をしている企業が増えています。

確かに、1on1ミーティングは1対1で行われるため、参加者一人ひとりにフォーカスを当てることができ、フィードバックを受けたり提供したりすることで、より良い理解と信頼関係を築くことができます。また、1on1ミーティングでは、目標の進捗状況や課題、成果を評価する機会があります。適切なフィードバックやアドバイスを受けることで、個人のパフォーマンスを向上させることにも繋がります。

一方で、「1on1ミーティングで何を話せば良いかが分からない」「実施する人間(上司)によって1on1ミーティングのスキルに差がある・・何とかしたい」などの相談を受けます。
そこで、今回は「1on1ミーティングの心構え」に関して、また次回は「1on1ミーティングの具体的な取組み方」についてお伝えします。


1on1ミーティングに臨む際の上司としての心構えをご紹介します。部下が深く内省できるような働きかけが重要です。以下のようなことを心構えとして持っておきましょう。

1.アクティブリスニングを心がける
部下自らが十分に話せる流れを作ることが大切です。理想は部下に8割以上話をしてもらえることです。部下の話を途中で遮らないように注意しましょう。部下が話す時間を大切にし、フィードバックやアドバイスを提供する前に、部下の視点や思いを理解する努力をしましょう。

2.メモは必ずとる
1on1ミーティング のまとめや、時間経過における部下の変化、部下との約束などを記録するためにもメモをとりましょう。ただ、対話が中心なので、メモばかりに目を落としたり、書くことに集中してしまっては、聴いてくれていないという印象になってしまいますので、気を付けましょう。

3.進捗確認や業務の確認だけにならないようにする
1on1ミーティングは部下の育成が目的なので、ただ、進捗確認や業務の確認だけにならないように気を付けましょう。

4.上司であるというよりも、よいコーチであることを意識する
相手を誘導するのではなく(新入社員の場合は誘導する必要もでてきますが)部下の良い部分を引き出してのばしてあげるコーチの立場であることを意識しましょう。部下の話に対して、上司が正しいアドバイスばかり行っていると、上司に聞いてもらいながらも最終的に説得された印象が残ります。そうすると、部下の成長に繫がりません。バランスが重要だと理解してください。

5.正しい場よりも前向きで楽しい場を目指す
1on1ミーティング の場は、部下が本音を言える場で無くてはなりません。感情や本音が出せるのは、本当にリラックスした空間です。正しい場をつくるというよりも、笑いが溢れる前向きで楽しい場を目指してください。

以上が上司として1on1ミーティングに臨む際の心構えです。部下との関係構築や成長の促進に意識を向けながら、コミュニケーションやフィードバックの提供、目標設定や評価の透明性を大切にしましょう。


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株式会社アイデアル 山口幸子
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