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【 コラム 】教育体系を構築する際に重要なこと

公開日:2022年11月18日

弊社ではお客様の課題解決のために研修を行っていますが、お客様から「研修が会社全体の育成計画の中でどのような意味をもつのかを明確にするために"教育体系"を創りたい」というお話を度々いただきます。

「教育体系がないので、研修が目的になってしまっていて何に繋がるのかわからない」「教育体系はあるのだが、数年前にコンサルに作成してもらって全く運用されていない」など事情は様々です。
そのようなご相談を受けたときには「期待されている教育体系のアウトプットは、教育体系構築においてはアウトプットの一部です」とお伝えします。

教育体系には以下のようなステップとアウトプットが必要です。

① コーポレートビジョンの明確化と人材ビジョンを明確にする
② 行動指針を明確にする
③ 等級ごとの役割定義を明確にする(等級があるべき姿になっていることが前提)
④ 教育体系の軸を検討する(会社ごとの特徴が明確になることが重要)
⑤ 等級毎のスキルマトリクスを検討する
⑥ 教育体系を構築する

もちろん、既に上記の内容によっては明確にできていたり(その場合はステップを抜かしたり再考します)、③などが存在しない場合もあります。
その場合には評価制度を確認し、評価制度の構築の優先度が上がるケースもあります。

このようなステップとアウトプットが必要なのは理由があります。
研修は社員の能力やスキルを向上することに繋がります。ただ、社員の成長が会社の成長に繋がらないのであれば意味はありません。
社員の成長を会社の成長に繋げるためには、このようにビジョンを実現するために必要な人材像を明確にし、そのための教育を計画的に実施することが重要です。

つまり、経営理念や戦略を実現するための教育体系を構築し、採用・教育・評価に一貫性をもってブレイクダウンすることが重要なのです。

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株式会社アイデアル 山口幸子
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