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【 コラム 】役割は「どう貢献できるか」を考える

公開日:2022年10月28日

研修(特に体験学習などの実際的な活動体験を通じて学びを得ることを目的とした研修)で、受講生からいただく感想の一つに、「役割分担が大切だと思った」というものがあります。
そういった時、「役割分担」について、再度受講生の皆さんと考察していきます。

実は「役割分担」は小学生でも出来ます。
例えばある取組みにおいて、「あなたはタイムキーパーね」となった場合、「5分経ちました」「15分経ちました」「残り20分です」などと声がけをするでしょう。
そしてその働きかけは一見、気の利いたことのように見えるでしょう。

ただ、これは「ビジネスの役割分担」としては物足りないものになります。
ビジネスの役割分担においては、「行動」はもちろんですが、その「行動」をすることによって自分が組織に対してどう「貢献」できるかということにまで繋げて考えることが大切なのです。
どう「貢献」するかを考えた上での「行動」であれば、その「行動」は自ずと変わってきます。

もし、前述のタイムキーパーという役割を「正確な時間計画を立て、時間配分に注意し、時間内に完成することに貢献する」とした場合は、「正確な時間計画を立てる」「残り時間に対してどこまで進捗が進んでいるのかを把握する」「どの工程に時間を割くべきか、どの工程の時間を短縮するべきなのかを考える」なども必要になり、進行全体に関与しなくてはならない司令塔として「行動」をする必要があるのです。
つまり、同じ「タイムキーパー」であっても、「貢献」まで考えることによって、大きく「行動」が変わるということが分かります。

ビジネスにおいての「役割」は、常に「行動」と「貢献」をセットに考えることが重要なのです。


●小学生の役割分担
  →「行動」をする。
●ビジネスにおける役割分担
  →「貢献」を考えて「行動」をする。

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株式会社アイデアル 山口幸子
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